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同人 カーニバルCarnival 10冊目

誌名:カーニバル・Carnival
A5版。44P 頒価400円。2010年12月発行。

目の前で事故を起こした少年を助けた二人は、病院に見舞いに行くが少年は誘拐されてしまう。犯人達の後を追うが…。
アクションメインのコメディタッチで二人はずっと走り続けています。
クリスとレイフロは出来ている設定ですが、Hシーンや艶っぽいシーンはありません。
「しかしあんなガキ一人、ちょっと捕まえてきただけでこんな大金が手に入るんだから。ボロイよな。うまくやれば、もっと高値がつくかな」

トライバルがマダラに尋ねる。

「あのガキに一応シャツの襟の後ろに発信器をつけてあるから、どこに連れて行かれるか分かるようになっている」
「流石、抜かりはありませんね」

 卑屈がすかさず合いの手を入れた。

「おう、このまま引き渡しても良い金になるが、金は稼げるときに稼いでおかんとな。もうちっと頭を働かせて倍稼げる可能性もフイにしちゃいけねえ」

あまりに身勝手な会話にクリスがあきれていると、背後で主人が姿を現した。

「分かりましたか?」
「あそこに溜まっている連中の後ろに工場のコントロールルームがある。そこに閉じこめられていた。顔色は悪いが怪我はしてない。血の臭いはしなかったからな。敵はあそこにいる四人とコントロールルームの中にいる一人の合計五人だ」
「どういうプランで行きますか?」
「お前は顔を知られているから、あの子を助ける方に回れ。俺が行くより話が早いだろう。俺は適当にあそこの四人を片付ける」
「分かりました。くれぐれも慎重に」

レイフロは嬉々とした表情で片手をさらっと振ると、再びコウモリの群れになり上に飛んでいく。
それを見送りながらクリスはタイミングを計った。
主人がコウモリの群れのまま男達に襲いかかる。
視界を塞ぎ音を立てながら周囲を飛び回った。

「何だっ」
「コウモリかっ」
「痛い痛い、目が、刺さる」
「痛えっ! こいつ噛みつきやがった」

突然現れた黒い小さな獣の群れに男達が腕を振り回して走り回る中、クリスは大きく跳躍し機械の頭部を飛び越えて、コントロールルームの扉を開けた。

「どうしたっ」

中から飛び出してきた男と鉢合わせし、出会い頭に手刀で気絶させた。

「レニー! 無事ですか?」
「クリスフントさん?」

五メートル四方ぐらいの機械の制御盤が並んだ部屋の隅に、少年が後ろ手に縛られ転がされていた。


*************


ティン・ショッピングマートは、元々は世界的な規模のショッピングセンターを目指し建設されていたが、母体の企業が倒産し、リカルド・ティンが権利を買収し、完成させたショッピングモールだ。
店舗数は四〇〇とも五〇〇とも言われ、ホテルも併設されている。
美しいプライベートビーチが目の前に広がり、地上二五階、地下四階と世界でも有数の広さを持つ建物だった。
しかしここは普通の旅行ガイドには載っていない。
リカルド・ティンは巨大な貿易会社を経営する表の顔と、この国のいわゆるブラックマーケットを牛耳っている裏の顔がある。
ティン・ショッピングマートはそのブラックマーケットが開かれている場所だ。
世界のあらゆる盗品、薬物、武器、人間が集まってくる。人身売買も横行しているらしい。
その筋の人間の間では知られたマーケットだった。
クリスも噂だけは聞いたことがある。
義手の武器で欲しいパーツが無かった時に、そのマーケットなら揃うかもしれないと、懇意にしている工房の男に教えられたのだ。

「……あそこは地元の人間がよく使っているし店も多いが、何でもそろう場所ってもんでもねーよ。あんた、わざわざブランド品とか日用雑貨を買いに来た訳じゃないんだろう?」

案の定、男は胡散臭そうに顔をゆがめる。

「そういう物は興味ありません。私が欲しいのはちょっとした武器です。多少お金を積んでも良いので、どうしても欲しい物があるんです。他の国ではなかなか手に入らなくて。だからその名前を聞いて興味を持ったので、わざわざここまで来たのですが」

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